ほんの5%

本の5%、生活のなかの ホンの5% を切り取るブログ

先生、わからないことはわからないと言ってください。

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先日、8歳の娘と「こどもを生むこと」について話しました。はじめは、自分の娘にこどもがこどもができたら父さんはじいちゃんになるんだよ、みたいなライトな話だったんですが、娘は「私は赤ちゃん産みたくない」と言い出しました。

女性が妊娠・出産することについて男性のぼくが意見を述べることは、ちょっとデリケートな問題です。結婚はするけどこどもを作らないとう選択肢もあっていいですし、そもそも結婚するかどうかも本人の自由で親が口出しすることではないのかもしれません。そういえば学校の校長先生が「女性にとっては2人のこどもを産んで育てることは仕事でのキャリアよりも大切なことだ」と発言して、退職に追い込まれたというニュースもありましたし……。いくら我が娘とはいえ軽はずみな発言はできません。

娘がこどもを産みたくない理由

「なんでこどもを産みたくないの? 」そう娘に聞いてみました。

すると娘は、

「だって、こども産むのってすごい痛いんだって」

「それに、もし赤ちゃんがお腹の中で頭と足が反対になってたらお腹を切らないといけないんだもん」

「そんなの怖いし、痛いはの絶対イヤだ」

娘の話す内容にぼくはなんと答えていいかわかりませんでした。ぼくは男なので出産の時の痛みがどの程度のものなのかわかりません。自分のお腹の中の赤ちゃんが逆子だった時の不安な気持ちも本当の意味では理解できません。

「不安だし、痛いけど、がんばって産んだ赤ちゃんはとっても大切なんだよ」

なんて言葉は母親が言うべき言葉であって父親のぼくが言うべきではないでしょう。

そこでぼくは、

「なんで痛いとか怖いって思うの? 誰かから聞いた? 」

ともう少し娘に質問をしてみました。この質問に対して娘は、

「M先生(娘のクラスの担任)が言ってた」

とのこと、この答えにぼくは驚かされました。なぜなら、このM先生、独身で出産の経験がないんです。つまりこの先生の言っていることは「出産というのは痛いらしい」とか「逆子の場合は帝王切開になるらしい」って言うくらいの本で読んだか人から聞いたレベルの話です。出産の経験がない事実だけ見ればぼくと同じレベルです。

先生、わからないことはわからないって言ってください。知らないことは知らないって言ってください。

ここからはぼくの想像ですが、もし出産を経験されている先生なら

「出産は不安だし痛い、でも、赤ちゃんが生まれた時はすごく嬉しかった」

みたいなことを言ってくれるんじゃないでしょうか。

女性にとってこどもを産むことだけが幸せではないのでしょう。出産はとても辛くて不安なことなのかもしれません。繰り返しになりますが男のぼくには本当の意味で出産を理解することはできません。だとしたらぼくと同じように出産を経験したことない女性も「出産=怖い、痛い」というイメージをこどもに対して与えてはいけません。

結局、このあと妻が「赤ちゃんを産むのは大変だし怖かったけど、頑張ったからこうして娘を抱っこしたり遊んだりできる。母さんはがんばってよかったと思うよ」と話していました。

母は偉大です。

以上、フジイマサノリ( @masanori_ver3 )でした。

《追伸》

逆子といえばこの作品

僕はこの世界に、左足から登場した。

母の体外にそっと、本当にそっと左足を突き出して、ついでおずおずと右足を出したそうだ。

《追伸の追伸》

今週の日曜日は母の日ですね。

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