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本の5%、生活のなかの ホンの5% を切り取るブログ

問題行動の目的をつかめ! 「ほめられたい願望」のうちに手を打とうじゃないか!!

なぜ、子どもたちは問題行動に走るのか? アドラー心理学が注目するのは、そこに隠された「目的」です。

上記は『幸せになる勇気』からの引用です。

今回は、この本を読んで「問題行動」について考えたことをまとめておきます。

問題行動の「目的」とは

アドラー心理学によると、人はどんな目的によって問題行動に出るのかを5段階にわけて考えています。

問題行動に隠された5つの目的には

  1. 賞賛の欲求
  2. 注目喚起
  3. 権力争い
  4. 復讐
  5. 無能の証明

の5段階があります(この5段階については段階が上がるごとに重症度も上がる)。

それでは、この5つについて具体的にまとめます。

【 1 】賞賛の欲求

彼らは「いいこと」をしているのではありません。ただ、「ほめられること」をしているだけなのです。

「賞賛の欲求」と言うのは、とてもわかりやすいですね。ぼくは、この「賞賛の欲求」の塊です。とにかくほめれたいと思って人生を過ごして来ました。「親にほめられたい」からはじまり、「先生にほめられたい」「先輩・上司にほめられたい」そして今は……「妻にほめられたい」「ブログの読者にほめられたい」そんなほめられたい願望でいっぱいです。

これは、アドラー心理学的にいうと「ほめてくれる人がいないと、適切な行動をしない」となってしまうとされています。

たしかに。ぼくは、認めてもらはないと、ほめてもらはないと、心が折れてしまいがちです。

世に言う「いい子症候群」なのかもしれません。

うちの娘(8才)にもこの傾向がありますね。親や大人の顔色を伺いながら「空気を読んでる」ことがよくあります。

【 2 】注目喚起

せっかく「いいこと」をしたのにほめられない。

(中略)

そういうとき、人は「ほめられなくてもいいから、とにかく目立ってやろう」と考えます。

「いいこと」をしても評価されないと感じると、「悪いこと」をしてでも注目を浴びたいと感じてしまします。

こどもでいえば、いたずらをしたり、ワザと宿題をしなかったりという行動にでること。

大人でいえば、ワザと嫌味を言ったり、相手が困るように仕向けたりすることですかね。

ぼくは、この注目喚起の段階にはあまりなったことがないと自負しています。もちろん幼少期は、いたずらをしたりもしましたが、大人になってからは「賞賛の欲求」にとどまっています。

ちなみに、うちの息子(7才)は、よくこの注目喚起を使います。もう少し息子の話をよく聞いてやらないといけない、と反省しながら読みました。

【 3 】権力争い

誰にも従わず、挑発を繰り返し、戦いを挑む。その戦いに勝利することによって、自らの「力」を誇示しようとする。特権的な地位を得ようとする。かなり手強い段階です。

この「権力争い」の段階に入ると専門的なカウンセラーによる対策が必要な場合もあるとのこと。

「権力争い」として汚い言葉や罵って挑発してくる相手に対して、叱ったり説教をすることは、挑発に乗って「相手と同じコートに立つこと」でしかないと。

これは完全にぼくの想像ですが、

anond.hatelabo.jp

↑この記事を書いた人は、「権力争い」の段階にいるのではないかと思いました。

この記事を賞賛するのでもなく、批判するのでもなく、ただ同じコートに立たないことが最善の対応なのです。

【 4 】復讐

かけがえのない「わたし」を認めてくれなかった人、愛してくれなかった人に、愛の復讐をするのです。

復讐することによって相手から嫌われ憎んでもらうように仕向ける。相手に「憎しみ」をもってもらうことによって自分に注目を集める。そんな段階で、わかりやすくいうとストーカー行為が典型的な復讐にあたります。

ぼくは、有名人のSNSアカウントに執拗に誹謗中傷を繰り返す匿名アカウントも復讐の段階にいるのでは、と推測しています。

例えば、はあちゅうさんやイケハヤさんを執拗に誹謗中傷する人は 、もともとはファンだったはずです。「Twitterをフォローしたのにフォローを返してくれなかった」とか「メッセージを送ったのに返事がない」「他の人には返事してるのに」なんてのが積み重なった結果、復讐の段階に入ってしまったのではないでしょうか。

この復讐の段階に入るともう素人には手の施しようがありません。専門の精神科医やカウンセラーでないと対応できない段階です。

そういう意味ではイケハヤさんの「速攻でブロックする」というやり方はとても理にかなっています。

【 5 】無能の証明

自分がいかに無能であるか、ありとあらゆる手を使って「証明」しようとします。

いわゆる、自暴自棄ですね。

ぼくは、これほどまでになったことはありませんが気持はわかる気がします。何をやってもうまくいかない。だからもう挑戦なんてしないようが楽じゃないか。そう何度も思ってきました。本気で無気力になって仕事や人間関係を投げ出したことはありませんが、その手前までは何度も行った気がします。

この無能の証明の段階までくると更生には専門家にとってもかなり困難なのだそうです。

まとめ

権力争い」よりも上にの段階に行ってしまった人に対しては、ぼくたちができることは、ほとんどありません。

なので、「賞賛の欲求」と「注目喚起」の段階で何かしらの手を打つ必要があります。アドラー心理学としてはどのように手を打てばよいのか。

それは、関心を持つことです。

相手に関心を持って、「もしも自分が相手と同じ心を持ち、同じ人生を持っていたら? 」と考える。そして相手の気持ち想像し、共感することで相手に寄り添うことが大切なんです。

本書自体は学校教育のあり方やこどもへの教育を軸に話が進んでいきますが、対人関係全般に応用できます。というか、それがそもそものアドラー心理学なんでしょう。

今回は、以上です。

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