今日は、ウェブ時代の書き手に必要な「3つの逆転」 ~多様化する「書く」ための戦略~ (群雛文庫)を読みました。この本の著者はブログLifehacking.jpでも有名な堀正岳さん。
文量も少なくサクッと読めちゃうわりには参考になりますのでオススメです。
目次
書くための戦略
読者を減らす
「読者を減らす」と表紙にデカデカと書いてあり、いきなり興味をそそられます。なぜ読者を減らすべきなのかを引用にて簡単にまとめておきます。
読者を増やすならばなるべく普遍的な価値を生み出さないといけません。
しかし誰にでも価値があるものは価値がないかコモディティになりがちです。
それならば、むしろ読者を絞りこむほうが、互いの関係は密になりますし、生み出すべきコンテンツの方向性が先鋭化します。
読者を減れすこと、それは無限に書き手が存在するウェブ時代においてこそ効果が増大する戦略なのです。
「コモディティになる」って言うのは一般的な表現になりすぎて他との差別化が難しい記事って解釈すればいいでしょう。「感謝の気持ちが大切です」みたいなありきたりで当たり前の表現をしてるってことですね。
「コンテンツの方向性が先鋭化する」ってのは、ブログで書く記事の方向性が専門的に洗練される、と意訳しておいて問題ないでしょう。
ぼくのこれまでの失敗
これまでのぼくの過去記事を見てみると、大雑把に「この記事は誰かの役に立つだろう」と考え、「どうだ! いいこと言ってるだろ? 」と思い上がった考えで投稿している記事が多々あります。
そして、「こんなにいいことを書いているのになぜブログの読者が増えないんだ? 」と今まで思っていました。
これって完全に「普遍的な価値を狙って結果的に価値のない文章」になっていたってことですね。
これからどうするべきか
今後は、いたずらに読者を増やそうとするのではなく具体的な読者をピンポイントで設定する必要があります。
「この条件に該当しない人が読んでもなんの価値もありませんよ」くらいの意気込みで。あと、 自分より理解が乏しい人にだけ役に立てばそれで良しとする潔さが必要ですね。
まとめ
漠然と「誰かの役に立ちたい」って思うことは悪いことではない。 でも、「誰かのために」の「誰か」は現実には存在しない。
今現在、確実に存在する特定の人のために役に足つ記事を書こう。 この記事は「ブログの運営に行き詰まっている悩みをもった初心者」であるぼく自身のために書きました。
以上、フジイマサノリ( @FMasanory )でした。
この本はスマホのKindleアプリで携帯しておきたいです。216円とお買い得ですし……。
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