この記事は3人のために書きました
1.ノーメディアデーを嫌がる子どもの親御さん。
2.ノーメディアデーする意味がイマイチわからない人。
3.ノーメディアデーに批判的な人。
今日、我が家の小学生の子どもたちがノーメディアデーにチャレンジしました。
今回は、その「ノーメディアデー」について感じたことを綴っておきます。
ちょっとお硬い論文調のタイトルをつけましたが、中身はそんなに固くないつもりなのでお気軽に読み進めて下さい。
この記事を読んだあとで、ノーメディアデーも悪くないなと思って頂けると幸いです。
目次
ノーメディアデーとは
ノーメディアデーをご存じない方のために簡単にノーメディアデーについて説明します。
子どもたちの通う小学校から配られたプリントから引用すると
何気なく長時間接しているテレビやゲームなどの電子メディアと1日だけ少し離れた生活をして、今までの生活を振り返ってみましょう。
とのこと。
つまりは、「テレビを見たりゲームをしている時間を減らして何か他のことをして過ごしましょう」って意味ですね。
ノーメディアデーに用意された3つのコース
うちの子どもたちが通う小学校のノーメディアデーには以下の3つのコースが用意されています。
- そのときだけコース
- タイムコース
- 1日コース
この3つのコースを、それぞれ簡単に説明します。
1. そのときだけコース
食事の時(朝・昼・夜)は、テレビを見たりゲームをしたりスマホを使ったりしない。
2. タイムコース
テレビやゲームなどの電子メディアは1日1時間までにする。
3. 1日コース
1日まったくテレビ・ゲームなどの電子メディアを使わない。
我が家のノーメディアデーへの取り組み方
我が家には、小学校4年生の娘と3年生の息子がいます。
2人とも小学校に入学してからこれまで「1日コース」ばかりを選んでチャレンジしています。
というのも、我が家では普段から食事の時はテレビをつけません。
普段からやっていることなのでチャレンジにならない「そのときだけコース」は選べないんです。
また、「どうせやるなら1番高い目標にしようよ」って言うのが、ぼくたち夫婦2人の共通した意見なんで必然的に「1日コース」になってしまいます。
ノーメディアデーへの子どもの不満とその対処法
必然的に「1日コース」になってしまう、と書きましたが子どもたちに無理やり押し付けているわけではありません。
子どもたちが自ら「1日コース」を選ぶように仕向けている、と言った方がしっくりきます。
今日も息子がこんな不満を口にしていました。
「◯◯くんは、いつも『そのときだけコース』を選んでるから、テレビいっぱい見れていいなぁ。」
そんな息子にぼくは、こう問いかけました。
「絶対に見たいって番組でもないのに我慢できずにいっぱいテレビ見ちゃう人と、1日くらいテレビを我慢して他のことができる人と、どっちがいい? 」
息子は、
「我慢できる人がいい。」
そう答えて本を読んでいました。
ノーメディアデーから得られる効果
ノーメディアデーにチャレンジすることによって得られる効果は、
「子どもに異時点間の選択における時間割引率を意識させることができる」
です。
異時点間の選択とは
異時点間の選択とは、「何かを決めた時点と効果がでる時点が違うこと」
例えば、以下の3つ。
- 筋トレをすればダイエットになる。
- お酒を飲み過ぎたら痛風になる。
- 株に投資をしたら大儲けした。(大損した)
今やっていることの効果が得られるのは、しばらく時間が経ってからなのですぐに結果は出ません。
ブログの運営も異時点間の選択といえます。
時間割引率とは
時間割引率とは、「人間は将来の利益より目先の利益を優先しがち」ってこと。
人は「1年後にもらえる100万円より、今すぐ手に入る80万円のほうが魅力的」に思えるってことです。
まとめ
話がそれ始めたので強引にまとめます。
ノーメディアデーにチャレンジすることで子どもたちには、次の2つのことを身に着けることができます。
- 「今テレビが見たい(ゲームがしたい)」という欲望に打ち勝ち、他のことができるようになる(異時点間の選択)
- 「テレビが見たいって思っているけど、本当はそんなに見たいわけではない」ってことに気がつく感性(時間割引率)
我が子よ、頼むぞ!
以上、フジー( @FMasanory )でした。