まず、世の中の奥様方に伝えておきたいことがあります。
それは、「基本的に夫は中2だと思ったほうがいい。」ということ。
奥さんがまったく家事をしない夫に向かって
「ちょっとは手伝ってよ!」
「お皿くらい洗ってくれないの!」
なんて言おうもんなら、夫は
「そんな言い方しなくても いいだろ!」
「今やろうと思ったのに そんないいからするから やる気なくなった。」
とオカンに「宿題やりなさい!」って言われた中2男子と同じ反応をします。
では、どうすればいいのか?
カーネギーも歴史的名書「人を動かす 新装版」中で以下の様なことを語っています。
命令ではなく暗示を与えるべきてある。過ちを犯した当人が自らの過ちに気づき、自らが過ちを正す方法を思いついたかのように質問をしながら誘導してやらなければならない。
答えがでました。暗示を使って夫に家事をさせましょう。
目次
夫に家事をすることのメリットをわからせる
まずは家事をすることがどれだけ有益なことなのかをすりこんでいきましょう。
「積極的に家事をすれば寿命が伸びる」
ジョギングやゴルフなどとは異なり、家事は普段は使わない筋肉を使うことができる全身運動。
実は、定期的にスポーツをするよりも、家事に精を出したほうが体には良いのだ。
次に、家事はシンプルな動きに集中せねばならない単純作業で、これが瞑想と同じような状態を作り出し、ストレス軽減効果をもたらす結果、長寿につながるのだ。
引用元:暮らしに活かせるメンタリズム
家事をすることは長寿につながる。
「肉体的にも精神的にも健康でいるためには家事をしたほうがいい」ということを夫にわからせる必要があります。
「皿洗いをしまくると集中力が鍛えられる」
私たちの集中力は、余計なことを考えず、目の前のことに専念しているときにもっともアップする。
(中略)
何も考えずに皿や洗剤の感触を味わいつつ、ひたすら食器をキレイにしていく作業に専念するのがポイントだ。
引用元:暮らしに活かせるメンタリズム
仕事をする上でも集中力は鍛えておいたほうがいいのは言うまでもありません。
皿洗いで集中力が鍛えられるのなら夫も率先してやったほうがいいに決まっています。
「料理ができる人は仕事もできる」
「どうやったら効率的に、短時間で予定している料理を完成させられるか」を考えるのと、「色んな仕事をいかに効率よく片付けるか」は、頭の使い方はまるっきり一緒だと思います。
逆に料理が出来ない人で、仕事が出来る人って、あんまり見かけない気がします(笑)
わたしが最近強く感じていますが、料理って仕事にも通じる、タスク管理のトレーニングになります!
手際よく料理を作れる能力は、手際よく仕事ができる能力と等しいとも言えます。
逆を返せば仕事がデキる人なら料理もデキる。あなたの夫も料理がデキるはずです。
さあ、暗示に取りかかろう!
ここからは、実際に夫が自らの意志で家事をするように仕向ける方法をご紹介します。
相手を説得したいときは大げさなジェスチャーをする
(前略)
多くの心理学実験で、会話中のジェスチャーが大きいほど話の説得力が増すことが証明されているからだ。
2008年にイタリアの大学が行った研究によると、スピーチの内容がまったく同じでも、ジェスチャーを大げさにするだけで、聴衆からの共感度が倍以上にはね上がった。
引用元:暮らしに活かせるメンタリズム
ただ言葉だけで、
「皿洗いをすると集中力が鍛えられるんだって」
と話すのではなく、皿を洗っているジェスチャーを交えながら話してみると効果が大きくなるでしょう。
同じ内容でもいいから3つ挙げろ
(前略)
「私のセールスポイントは、面白いことと、人を笑わせられることと、陽気なところです」などと、似たような内容でも表現を変えて水増しするのだ。
3は人間の脳の処理能力がもっとも心地良く感じる数字で、なんでもいいから3つのポイントを挙げるだけだ真実味が感じられてしまう。
引用元:暮らしに活かせるメンタリズム
「家事をすると精神的にもいいんだって。」
と話すより、
「家事をすると、ストレスも減るし、気分も良くなるし、楽しい気分にもなるんだよ。」
と3つの効果を話すといいでしょう。
とにかく褒めて伸ばせ
誰かが親切にしてくれたら、その人に親切せずにはいられない。他人から何かを受け取ったらお返しをしなければならないと思うのが、この返報性の原理だ。親切にされたらすぐお返しをしたいという欲求は、どうやらどんな文化にもあるようだ。
引用元:心を上手に操作する方法
「料理ができない人は仕事もできないんだって。」
「仕事に活かすためにも、料理やったら?」
こんな言葉は逆効果になります。
とにかく夫を褒めておだてましょう。
あなたの夫が自信満々なら、「あなたって仕事もできるから料理も少しやったらすぐにデキるようになるんじゃない?」
ちょっと不器用なタイプなら、「不器用なところもあるけど、なんでも一生懸命やって結局は結果を出すんだから料理もきっとうまくなると思うよ。」
なんて褒めるまくるのが効果的です。
まとめとして
これまでの流れを整理し、奥さんが夫に対して取るべき行動を箇条書きにしておきます。
- 家事をすることが、健康・長寿につながることを何度も繰り返し話す。
- 家事ができる人は、仕事もできることを何度も繰り返し話す。
- 家事をすることは、仕事の能力を向上させることにつながっていることを何度も繰り返し話す。
- 話すときはジェスチャーをできるだけ大きくする。
- なんでもいいから3つの理由をつける。
- とにかく褒めて伸ばす。
最後にちょっと反則ワザ
権威の威力を借りる
僕たちは権威のある者が命令したことを、すべて真面目に」聞き、従おうとする。それはきっと、こどもの頃から大人の言うことを聞くように促されるのが原因だ。
引用元:心を上手に操作する方法
人は誰しも権威のある人からの情報なら疑いもなく信じる傾向がある。
家事がいかにメリットが有るかの話をした時、あなたの夫が
「そんな情報どこで仕入れたんだよ?信用できるのか?」
と疑いをもった場合は、自信をもって
「サイト名は忘れたんだけど、カーネギーメロン大学ってところで脳科学と心理学の研究グループにいた人が書いたブログで見た。」
と答えておいてください。
(※もちろん、”はったりとして”です。ぼくはカーネギーメロン大学に行ったことはありません。)
今回は、以上です。
《追伸》
この記事を書いている途中で妻に
「パソコンばっかり触ってないで、お風呂洗ったりしてよ!」
と言われました。
「今やろうと思ったのに!」
とは思いましたが、もちろん口には出してません。
参考文献及び参考サイト
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